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The Goal - 企業の究極の目的とは何か

遅ればせながら読みました。
かなり前にブームになったビジネス書です。

舞台はユニコという企業のベアリントン工場。
工場長のアレックスが上司のビルから、「3ヶ月以内に工場の収益体制を改善せよ、
さもなくば工場は閉鎖する。」との通告を受けるところから物語が始まります。

工場内に積み上がった部品や仕掛品の山、納期の大幅な遅れ、累積する赤字、
おまけに妻ジュリーとの夫婦の危機・・・・公私にわたり難しい問題に直面します。
アレックスはひょんなところで再会した大学の恩師ジョナのアドバイスを受け、
工場の各部門のリーダー達とこの難題に取り組みます。

アレックスたちの奮闘の物語には、TOC(Theory of Constrains = 制約条件の理)
という全体最適化の改善手法の説明が織り込まれています。
物語として面白いだけではなく、TOCの原理が頭に入るようになっているのです。
読み進むうちに、「従来のコストの評価方法では実態が正しく反映していない・・」と
いう場面があり、「ムムム、これは会計とつながってくるぞ・・・」、「そういえば
”スループット会計”という言葉、何処かで聞いたことがあるなあ・・・」など
気づくことがありました。

"The Goal"はアメリカで空前のベストセラーになりながら、15年以上も日本語訳が
出版されなかったそうです。
その理由は、「カイゼンが得意な日本人に全体最適化の理論を教えてしまったら
また貿易摩擦が起こる」と作者が許可をしなかったからなのだそうです。

500ページを超える分厚い本ですが、読み始めると面白くてはまってしまいました。
「なんでもっと早く読まなかったのだろう」とちょっと後悔しました。
続きも読んでみたくなりました。


ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何かザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
(2001/05/18)
エリヤフ・ゴールドラット

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Author:こやけ
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会計と英語のスキルを磨くべく
日々修行中
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