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支払調書作成 - 2

先週、支払調書を税務署に提出しました。

今年から合計表の形式が少々変更され、以下の項目が追加されていました。

1)調書の提出区分の記入:新規、追加、訂正、無効
2)提出媒体の記入:電子、FD、CD、書面など

他は去年の書類を参考にして、給与関係、原稿料などに関するもの、
税理士・弁護士への支払に関するものなどの項目ごとに数字を入れました。

去年と違ったのは、非居住者分の合計表。
”租税条約”の申請をして免税になった分があるので、源泉税を納めたものの
他に免税になった分についても記入しました。
支払った時に資料を作っておいて良かったです。

教訓:日頃の準備が後の手間を省く


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資産回転率

資産回転率とは、効率性を見る指標のひとつで、資産額の何倍の売上高があるかを
示します。

 資産回転率 = 売上 ÷ 資産

回転率が大きいほど、少ない資産で大きい売上高を獲得できていることになります。
つまり、資産が効率的に活用されていることになります。

この指標は異なる業種の企業間の比較には向きません。
同業他社との比較や時系列での分析に有効な指標です。

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ROAとROEはどちらが大事?

ROAとROEの関係を見てみましょう。
どちらも企業の収益性をみる指標です。

ROA&ROE

ROEは、①ROAを高める、②財務レバレッジを高める、ことによって上がります。

財務レバレッジは、自己資本比率 (純資産 ÷ 資産) の逆数ですので、自己資本
比率が低ければ低いほど、同じ利益を出してもROEは高まることになります。
自己資本比率は企業の中長期的な安定性を表す重要な指標ですので、財務安定性を
低めれば低めるほど同じ利益でもROEを高めることが可能になると言えます。
しかし、財務安定性が脅かされては問題があります。
まず、ROAを高めることによってROEを高めることが健全な経営ではないでしょうか。


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ROEとは

ROEとは、Return on Equityの略で、自己資本利益率ともいい、収益性を示す指標の
ひとつです。
株主から預かっている資金に対する利益率をみるもので、次のように計算されます。

  ROE (%) = 純利益 ÷ 純資産 × 100

ROEが低いということは、株主から預かっている資金に対するリターンが低いということに
なります。株を購入する際には、株価の値上がりや配当を期待しますので、リターンが
低い企業には投資したいと思わないでしょう。ROEの低い企業の株価は低迷しがちです。

それでは、ROEは高ければ高いほど良いかというと、そうではありません。
上の式で純資産が小さくなれば、同じ利益でもROEは高くなります。純資産が小さいという
ことは自己資本比率が低くなるということですから、財務安定性に問題が出てきます。
他の指標も同時にチェックする必要があると思います。


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ROAとは

ROAとは、Return on on Assetの略で日本語では資産利益率といいます。
収益性を示す指標のひとつで、企業がどれだけの資産を使ってどれだけの利益を上げて
いるかを見ます。

 ROA (%) =  利益 ÷ 資産 × 100 

業界によって、多額の資産を必要とする業界(製造業、鉄道業、電力業など)と、
それほど多くの資産を必要としない業界(IT関連産業など)があります。
ROAは、同じ業界にある企業同士の比較でどちらの企業が効率的かをみる際に使われます。


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手元流動性とは

手元流動性とは、手元にあって何にでも使える資金がどの程度あるかを示すもので、
企業の安全性をみる指標のひとつです。

次の式でもとめられます。

  (現金 + すぐに売れる有価証券) ÷ 月商(年間の売上高 ÷ 12)

手元流動性は、当面の資金繰りを知るのに最も良い指標です。
月商に対する倍率で示され、数値が高いほど資金に余裕があることになります。
大企業で1ヶ月、中小企業で1.5ヶ月くらいの手元流動性が常にないと心もとないと
言われています。
月々の家計のやりくりを考えてみると、個人的には、不意の支出に備えてもう少し多い方が
良いような気がします。


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流動比率 - Current ratio

流動比率(Current ratio)とは、企業の安全性をみる指標のひとつです。
流動資産(1年以内に換金が可能である資産)が流動負債(1年以内に返済すべき債務)を
カバーできるかを示す比率です。 2:1以上が適正、100%をきると危険と言われています。

 流動比率(%)  = 流動資産 ÷ 流動負債 × 100  

最近、あるアメリカ企業のアニュアルレポートを見る機会がありました。
P/Lも黒字で、営業キャッシュフローも黒字です。
ところが、B/Sをみると流動資産(Current asset)の数字が、流動負債(Current liability)の
数字よりも小さいのです。流動比率を計算するすと73.6%です。
この会社は危険な会社でしょうか?

B/Sを眺めていると、”Deferred revenue”という項目にかなり大きな金額が載っていることが
目に留まりました。
この会社は専門書を出版しており、Medical journalやScience journalを出しています。
書籍よりもこのジャーナル類の売上比率が高いようです。とすると前払購読料収入が大きく
売掛金は小さくなります。

以前読んだ、”財務3表一体分析法”のページをぱらぱらめくってみると、「小売業のような
現金商売では優良企業であっても流動比率が100%未満の会社がたくさんあります。・・・」
とあります。売上代金回収が商品の仕入代金を支払う時点よりも早い時点でなされるため、
流動比率が低くてもお金が回らないということにはならないのですね。

”解説書にある指標を鵜呑みにしてはいけない。当てはまらない場合がある”ということを
今回学びました。


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財務分析入門

決算までの一通りの経理業務に慣れてくると、「分析もやってみたいな」と思うことは
ありませんか?

「何から始めたらよいかわからない」という方は、まず財務3表から全体像をつかむ練習から
始めてみませんか?
国貞克則さんは、著書「財務3表一体分析法」で、
 ・まずは財務諸表を俯瞰してポイントとなる数字に注目する
 ・同業他社と比較する、期間比較をする
 ・たくさんの会社を分析して財務分析の感覚を磨いていく という方法を紹介されています。

BS,PLを図するという提案は、視覚的に捕らえられておもしろいと思いました。
特に他社との比較や期間比較をする際に、ただ数字を羅列しただけのものよりも図にした
ほうが理解しやすいと感じました。

  
財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
(2009/05/13)
國貞 克則

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上司や先輩にレポーティングパッケージなどを作成のお手伝いを頼まれることがあったら、
どういう数値がマネジメントの判断材料にされているかを知るチャンスです。
「BSとPLから拾った数字を入力するだけなんてつまらないなあ」と思わず、「これは何を意味
しているのだろう?」と考ながら取り組むと見えるものがあると思います。



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プロフィール

こやけ

Author:こやけ
出身地:東京都
誕生日:12月28日
会計と英語のスキルを磨くべく
日々修行中
めざせ経理の達人!

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